宇宙に浮かぶ天秤に乗って。
●
今日、面接に行ってきた。
でも、その場で辞退した。
でも、その場で辞退した。
●
僕は来年、《世界文庫アカデミー》という不思議な学校に通うことが決まっている。一年間、毎週”土曜日”に授業がある。
ほとんど直感だけで入学を決めたけど、実際、今すごく迷いがある。学校に行くことに、ではなくて、なんというか、こう、漠然とした“何か”への不安。
家族のことや自分のこと。その他もろもろの突発的な出会いや感情のブレ。正直、今はめちゃくちゃしんどい。
何より“安定”というものに対しての曖昧な認知が、僕をそうさせているのだろう。
●
今年はいろいろあったから。
広告代理店を辞めて、バイトをしたり、資格を取ったり、自費出版で本を出したり、びっくりするような出会いもあった。後悔していることは何一つないけれど、それでも、なんか、『本当にこれでいいのか』って声が、いつも頭の中を反芻している。
僕は昔から【0 or 100】で物事を考えてしまう癖がある。世界は認識しきれないほどの多様なグラデーションで成り立っていることは分かってる。頭では。理想を叶えるには、理想以外の物事をひとつひとつクリアしていかなくちゃいけないことも。でも時々、理想なんて僕にはないんじゃないか?って思う時がある。それは砂漠の中で蜃気楼を目指しているような気分だ。昔からそう。本当に馬鹿だよなぁ自分って思う。
それなのに、そんな中でも歩き続けて、求め続けてしまうのだ。自分にとって特別な“何か”が“何処か”に在るような気がして止まないから。当然、そんな生き方は往々にして傷付くし、相当キツい。それでも僕はまた来年、《世界》に対して挑むのだ。
僕は昔から【0 or 100】で物事を考えてしまう癖がある。世界は認識しきれないほどの多様なグラデーションで成り立っていることは分かってる。頭では。理想を叶えるには、理想以外の物事をひとつひとつクリアしていかなくちゃいけないことも。でも時々、理想なんて僕にはないんじゃないか?って思う時がある。それは砂漠の中で蜃気楼を目指しているような気分だ。昔からそう。本当に馬鹿だよなぁ自分って思う。
それなのに、そんな中でも歩き続けて、求め続けてしまうのだ。自分にとって特別な“何か”が“何処か”に在るような気がして止まないから。当然、そんな生き方は往々にして傷付くし、相当キツい。それでも僕はまた来年、《世界》に対して挑むのだ。
●
なんで?って訊かれても。
しらん。って答えるしかないけれど。
今はまだ守りにはいる時じゃない。
今はまだ守りにはいる時じゃない。
攻めないと。ダメなんだって。
僕にしか分からない感覚を信じて、信じて次に進むしかない。
僕にしか分からない感覚を信じて、信じて次に進むしかない。
だって、今までもそうしてきたから。
●
いつまでこんな青臭い戯事を言い続けるんだろうって。いつになればこんな自意識の渦から抜け出せるんだろうって。ほんと、自分でも笑えてくるけど。真剣に、真っ直ぐにしか生きられない人間だから。しょうがないよね、きっと。うん。
アカデミーを卒業する頃には絶対に、『今までで最高の一年だった』って、自然に言えるようになっていたい。まぁ、なってなくても、それはそれでいいんだけどね。意気込みとしては、そんな感じ。
●
でも確かな事が、ひとつある。
自分で自分を( ツ マ ラ ナ イ 人 間 だ )って思いたくはないんだよ。
虚勢でも何でも、自分で自分を楽しめる人でいたい。
それがとりあえず、今の夢。
自分が大好きなんだなー、僕は(´ー`)
自分が大好きなんだなー、僕は(´ー`)
●
冒頭の話に戻るけど。
あの面接、辞退しなければ多分受かってた。そしたら来年からは、僕の口座に毎月25万円が振り込まれる。資格を取ったり、仕事ができるようになれば給与は上がる。残業代やその他の制度、福利厚生も申し分ない。家族や友人にも自立していると胸を張れる。
ただ、”土日”があまり休めない。それだけ。
それだけの理由で辞退した。
世界文庫アカデミーという、不確かな未来を優先したのだ。
●
馬鹿でしょ?笑
社会ナメてるって思うでしょ?笑
家族や若さに甘えてるって思うでしょ?笑
うん。まったくもってその通りだし、僕も心底そう思う。それでも『土日の休みは保証できませんけど、大丈夫ですか?』って訊かれた時に、すぐに『YES』と言えなかった事実だけが現実だから。何かを自分で選ぶってことは、多分一生、そういうことだから。
●
あー、なんか疲れたなー。
帰りの混んだ電車の中。正面扉のガラスの中にスーツ姿の自分が映る。似合ってないね。そうでもないよ。イヤホンから流れる声が、当たり障りのない癒し。これからみんなで家に帰るね。これからみんなは家に帰るね。ため息をうっかり吐きそうな彼を見て僕は、『大丈夫だよ』ってエールを贈った。
#詩
今日もみなさん、お疲れ様です。
○
P.S.
僕の一番好きなバンドの、僕が一番最初に出会った曲。
僕が詩を書くきっかけは、おそらく彼らの言葉と音楽。
それくらい影響を受けて、日常の節目に必要な熱源だ。
なんとなく来年の自分に、この歌を聴き続けてくれと。
今日の12月の帰り道で、そう強く心に響いた冬の事。
○
この歌がきっと、僕にとっては全ての始まりだったから。