遠浅の死海。

文字の海に溺れて死にたい。幸福の国。

ざるそば大盛、税込み1000円。

人間はしばしば様々な人間以外の生命や生物やそうじゃない何かに例えられますが、今日のところはダムが一番しっくりくるなぁと、そう思ったところでブログを始めます。

 

 

今日は「京都国際マンガミュージアム」という場所に行ってきました。ここは、もともと小学校だった場所・校舎を改装した、日本中・世界中のマンガを展示しているマンガ好きな人もそうじゃない人も楽しめる超空間です。

 

いたることろに、ところせましとマンガ・漫画・マンガ・マンガ・MANGA・漫画・マンガ・漫画・MANGA・MANGA・マンガ・漫画・漫画・マンガ・・・がひしめいておりまして、それらをそれぞれが思い思いに手に取り読むことが出来ます。

 

読む為のスペースも充実しており、今日は寒くて人がまばらでしたが、天気のいい日は人工芝(元グランドだったスペース)の上で寝転がって開放的な空間で読むこともできちゃいます。

 

個人的に一番良かったと思う部分は“床”ですね。

 

古い木造の校舎の床を(多分)そのまま残してあるので、歩くたびに“ギシギシ”おとが鳴るんです。静かにマンガを読んでる人の傍を通る時に、どんなに忍び足で歩いてもギシギシ鳴ります。これが、僕には堪らない興奮ポイントでした。

 

行く前は、漫画喫茶みたいなもんかなー、と思ってましたが全然違いましたね。

 

自転車で行ける距離にあったら月イチで通いたい。

 

行って損はない空間でした。

 

満足でした。

 

おしまい。

 

 

 

P.S.

コンクリートで固められた日常にも隙間、というか。

裂け目がある。

 

決壊したダムよろしく、きっかけはなんでもいい。

 

些細な違和感を突っついて、突っついていると。

そのうち裂け目がミシミシ大きくなって、ドカーンといく。

 

溢れ出してくるのは、アナタが無意識に貯め込んでいた何か。

それは水のような、マグマのような、植物のような。

何れにしても最初は気持ちが悪かったり、おもわず恐がってしまうもの。

 

とろとろ、どろどろ、ざわざわと裂け目から流れ出す。

そうなってしまったら、もう誰にも止められない。

 

潰してしまったニキビみたいに、後戻りはできない。

 

それでもアナタは可愛げのある愚か者だから、手を伸ばす。

 

触れて、冷たいのか、熱いのか、くずぐったいのかを考える。

感じるように、考える。

 

そのうち、溢れ出した何かと同化しはじめる。

もともと偽物だった自分が自分じゃなくなっていく。

嫌いだったはずななのに、何故か引き止めたくなる。

 

現状維持。

是すなわち、濁りである。

 

遠のく日常的な意識の中で、何かにそう言われた気がする。

 

でも安心すればいい。

アナタは食べて寝ればだいたい忘れる。

 

可愛げのある、愚か者。